こんにちは 一流フーディ（美食家）を目指すしなボンです
知り合いのフーディの方に誘われて、三田にある割烹料理のお店水光庵での食事会に参加させていただきました
正直知らないお店だったのですが、調べてみると凄いお店でした
まず完全紹介性、住所電話番号は非公開というハードルの高さから情報も多くはないですが、知る人ぞ知るお店でした
店主の石田さんは高校卒業してすぐ京都吉兆に弟子入りし、そのままミシュラン３つ星の嵐山吉兆の副料理長を勤められた方です
吉兆から独立され、ご実家のマンションの最上階で会員制割烹を営み、その他にも書道や花道、茶道を嗜まれるらしく、茶会なども催されています
住所を教えてもらって伺いましたが、正直外からはここに料理店が入っているとは思えない外観のマンションでした 入口は本当にマンションのドアです
中は茶室と待合場所、食事をする所と分かれており、まずは待合場所へ 達筆の書が飾られています
まずは待合場所で香煎の汲み出しが提供されます
今回はタイミングがよく、ズワイガニの最高峰、間人蟹がいただけるとのこと 間人（タイザ）とは京都の丹後半島にある小さい港町で、大型の船がおらず、小さい船数隻で漁を行うため少量しか採れず幻と言われるブランド蟹です
先付けからスタートです まずは軽く火入れしたたらの白子、菊の花を和えた春菊のお浸し しめじの焼き浸しです ポン酢と芽ネギをあしらっています
煮物碗 芝海老のしんじょう、舞茸の焼き浸し、メカブ、柚
お造り 明石の鯛を昆布締めで、少し炙ったカジキマグロ、数日寝かしたモンゴウイカ、ぼうふう、黒い海苔寄せ、ラデイッシュ、波大根
間人蟹がやってまいりました まずは焼き蟹
甲羅の身と蟹味噌を和えたもの
焼き物 秋らしく落ち葉をあしらって
中身はマナガツオの幽庵焼き、下に焼いた椎茸
炊き合わせ 蓮根餅の道明寺揚げ
八寸 宮城の和牛（部位はランボソ）、銀杏餅、焼きサバ寿司、北海道のあん肝にちり酢、くわえのチップス、むかご、お出しで炊いて揚げた海老芋
最後はご飯です なんとお湯炊きしているそうで、通常より早く炊き上がり、水分量が多いのでお茶漬けのようにサラサラ食べられます まずは煮えたてを食べてくださいとのこと
その後は巻き鮭とイクラの親子丼
自家製からすみご飯
この後はおかわり自由で生いくら、のり、牛時雨煮、山椒ちりめんじゃこ、なめこ、一休寺納豆、生たまごなどなどが登場し卵かけご飯に牛時雨煮ですき焼き風ご飯などが食べられます ８杯も食べてしまいました笑
デザートは焼き柿、グレープフルーツ、マスカルポーネチーズで作ったソース、ざくろを添えて
栗きんとん 大納言小豆
今回は使いませんでしたが茶室を見学させていただきました
とてもレベルの高い日本料理屋さんでした 今後は予約ができるので季節毎に伺いたいです
石田さんは料理だけではなく、芸術も嗜まれており、お話もとても面白く、落ち着いた空間で食事が楽しめます
嵐山吉兆では、たくさんのスタッフさんがそれぞれの料理を担当されますが、こちらでは基本的に石田さんが全て作られた料理がいただけるというのも素晴らしいですね
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